日本語用論学会

第1回語用論グランプリの講師紹介

椎名美智

日本の言語学者、法政大学教授。ランカスター大学博士号(言語学)。インポライトネス理論のカルペパーに師事。専門は文体論、語用論。日本における歴史語用論の提唱者。主著に『歴史語用論の世界―文法化・待遇表現・発話行為』(金水敏、高田博行共著、ひつじ書房、2014)、『歴史語用論入門―過去のコミュニケーションを復元する』(高田博行、小野寺典子共著、大修館書店、2011)、共著書に『英語のスタイル―教えるための文体論入門』(豊田昌倫、堀正広、今林修編、研究社、2017)、『語用論フォーラム2』(加藤重広、滝浦真人編(ひつじ書房、2017)、『語用論研究法ガイドブック』(加藤重広、滝浦真人編、ひつじ書房、2016)、The Writer’s Craft, the Culture’s Technology(Caldas-Coulthard, C. R. and Toolan, M. (eds.), Rodopi, 2005)などがある。主要な翻訳書には、フレドリック・ジェイムソン『目に見えるものの署名―ジェイムソン映画論』(共訳、法政大学出版会、2015)、エリザベス・ライト著『ラカンとポストフェミニズム』(岩波書店、2006)、レイモンド・ウィリアムズ著『完訳キーワード辞典』(共訳、平凡社、2002)、スーエレン・ホイ著『清潔文化の誕生』(紀伊国屋書店、1999)、レナート・ロサルド著『文化と真実―社会分析の再構築』(日本エディタースクール、1998)などがある。

 

西阪仰

日本の社会学者、千葉大学教授。日本の会話分析のリーダー的存在。専攻はエスノメソドロジー・会話分析。主著に『相互行為分析という視点 文化と心の社会学的記述』(金子書房 認識と文化 1997)、『心と行為 エスノメソドロジーの視点』(岩波書店、 現代社会学選書 2001)、『分散する身体 エスノメソドロジー的相互行為分析の展開』(勁草書房、2008)、共編著に『語る身体・見る身体 <附論>ビデオデータの分析法』(山崎敬一共編、ハーベスト社、1997)、『会話分析への招待』(好井裕明,山田富秋共編、世界思想社、1999)、『インタラクション 人工知能と心』(上野直樹共著、大修館書店、訳書に、G.サーサス、ハーヴィー・サックス、ハロルド・ガーフィンケル、エマニュエル・シェグロフ『日常性の解剖学 知と会話』‘北沢裕共訳 マルジュ社、1989)、H.サックス, E.A.シェグロフ, G.ジェファソン『会話分析基本論集 順番交替と修復の組織』(世界思想社、2010)などがある。

 

松井智子

日本の認知科学者、東京学芸大学教授。専門は認知科学、語用論。ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン(言語学博士)。関連性理論のウィルソンに師事し、理論に実験を取り入れることを勧めたことで知られる。2000年 市河賞受賞。主著に、『子どものうそ、大人の皮肉 ―ことばのオモテとウラがわかるには』(岩波書店,2013)、『Bridging and Relevance』(John Benjamins ,2000)、共著に『語用論研究法ガイドブック』加藤重広、滝浦真人/編集(ひつじ書房、2016)、『言語と身体性 (岩波講座 コミュニケーションの認知科学 第1巻)』今井むつみ、佐治伸郎ほか/共著(岩波書店、2014)、『ミス・コミュニケーション』(ナカニシヤ出版,2011)、Evidentiality: A Window into Language and Cognitive Development, a New Directions for Child and Adolescent Development(John Wiley & Sons,2009)、『ソーシャルブレインズ』(東京大学出版会,2009)、『霊長類進化の科学』(京都大学出版会,2007)などがある。

 

井上逸兵

慶應義塾大学文学部教授。専門は社会言語学、英語学。社会言語学、相互行為の社会言語学、談話分析などの観点から、英語と世界、英語と日本、テクノロジーと英語などをテーマに研究している。「おもてなしの基礎英語」(NHK Eテレ)など、テレビ・ラジオにも出演。著書に、『伝わるしくみと異文化間コミュニケーション』(南雲堂、1999)、『ことばの生態系-コミュニケーションは何でできているか-』(慶應義塾大学出版会、2005)、『サバイバルイングリッシュ』(幻冬舎エデュケーション、2011)、『グローバルコミュニケーションのための英語学概論』(慶應義塾大学出版会、2015)、編著に『社会言語学』(朝倉書店、2017)(慶應義塾大学出版会、2017)、訳書にペーテル・ヤーデンフォシュ『ヒトはいかにして知恵者となったのか―思考の進化論』(研究社)、共訳書にジョン・ガンパーズ『認知と相互行為の社会言語学-ディスコース・ストラテジー-』(松柏社、2004)、エッセイに「スマホの中の人類」『三田文学 No.130(2017夏季号)』などがある。

  

大堀壽夫

日本の言語学者。慶應義塾大学環境情報学部教授。1992カリフォルニア大学バークレー校Ph.D.。専門は意味論、機能的類型論(特に接続構造の類型と文法化)、談話分析。著書に『認知言語学』(東京大学出版会 2002)、編著にStudies in Japanese Grammaticalization: Cognitive and Discourse Perspectives(くろしお出版、1998)、『認知コミュニケーション論』(大修館書店 シリーズ認知言語学入門第6巻 2004)等、論文集に収録されたものに"Remarks on suspended clauses: a contribution to Japanese phraseology" (M. Shibatani & S.A. Thompson (eds.) Essays in Semantics and Pragmatics, 1995, John Benjamins)、"What linguistic diversity tells about the human mind: universal semantics from the bottom up"(Y. Matsumoto et al. (eds.) Diversity in Language: Perspectives and Implications, 2007, CSLI)、"Grammaticalization of subordination"(H. Narrog & B. Heine (eds.) The Oxford Handbook of Grammaticalization, 2011, Oxford UP)等がある。訳書にジョージ・レイコフ&マーク・ターナー『詩と認知』(紀伊国屋書店 1994)、リンゼイ・ウェイリー『言語類型論入門』(共訳 岩波書店、2006)、マイケル・トマセロ(編)『認知・機能言語学 言語構造への10のアプローチ』(共訳、研究社、2011)、ジョン・テイラー『メンタル・コーパス』(共訳、くろしお出版、2017)等がある。

 

西田光一

日本の英語学者、言語学者。山口県立大学教授。博士(言語学)(筑波大学)。専門は新グラス派の語用論に基づいた指示表現の用法の研究。最近の主な業績に「公的表現としての対話の階層性と英語の三人称代名詞の3分類」(『三層モデルでみえてくる言語の機能としくみ』廣瀬幸生、島田雅晴、和田尚明、金谷優、長野明子(編)開拓社 (2017)、「英語の記述内容の豊かな名詞句の同一指示用法と対話の定式化」『英語語法文法研究』24号p. 87-102. (2017)、「日本語の自称語を使った広告から見た支出と発話の共通点」『語用論研究』16号p. 47-56 (2015)、Logophoric First-person Terms in Japanese and Generalized Conversational Implicatures, C. Cathcart, I. Chen, G. Finley, S. Kang, C. S. Sandy, E. Stickles (eds.). Proceedings of the Thirty-Seventh Annual Meeting of the Berkeley Linguistics Society. (2013)、On Bound Pronoun-like Indefinites in English: An Extension of the Theory of Inter-N-bar Anaphora, English Linguistics 28(1) 23-55 (2011)、Pragmaticalization and the History of Japanese Discourse Markers, English Linguistics 24(1) 184-211 (2007)がある。

 

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