日本語用論学会20周年記念大会・プレコンフェレンス
「語用論学会20周年記念特別セミナー」
テーマ: 語用論の現在と未来
日 時: 2017年12月15日(金) 14:00~17:15 (受付13:30~)
場 所: 京都工芸繊維大学 (松ヶ崎キャンパス)60周年記念館1階大ホール
会場へのアクセス
京都駅より:市営地下鉄烏丸線「国際会館」行きに乗車(約18分)
「松ヶ崎駅」下車、「出口1」から右(東)へ約400m、
四つ目の信号を右(南)へ約180m(徒歩約8分)
松ヶ崎キャンパス:最寄り駅からの地図 、松ヶ崎キャンパスマップ
開催趣旨:
語用論研究は現在どのような状況にあり、今後、どのような方向を目指していくのか。ここでは、20周年記念大会の基調講演者である、クリストファー・ハート教授とジョナサン・カルペパー教授という変貌する語用論の分野で活躍する二人をお迎えし、今後の語用論研究の指針とするべく、ご講演いただきます。
ハート教授は、批判的言語学および批判的談話分析という批判的研究に、認知言語学という一見異質な手法を取り入れたCognitive Linguistic Critical Discourse Studies (CL-CDS)という融合的分野の第一人者です。この講演では、認知言語学を使用した批判的談話分析の概要をお話いただきます。
カルペパー教授は、インポライトネス研究のリーダー的存在である著名な研究者です。このほか、歴史語用論、認知文体論、シェイクスピア作品をコーパスで研究するなど新規な発想で幅広く活躍される語用論分野の最も注目すべき研究者の一人です。本講演では、文脈への効果的なアプローチであるactivity typeという概念を取り上げ、発話行為理論からの流れ、その有効性を論じ、異文化コミュニケーションに関する影響についても検討します。
金曜日でお忙しい中とは思いますが、20周年記念大会プレコンフェレンスにぜひお誘いあわせの上お越しいただけることをお待ちしています。
プログラム:
始めの言葉: 日本語用論学会会長 加藤重広
第一部 (14:00-15:30) 司会:鍋島弘治朗
Prof. Chirstopher Hart(Lancaster University)
Cognitive Linguistic Critical Discourse Studies (CL-CDS)
「認知言語学的批判的談話研究」
質疑応答
(15分休憩)
第二部 (15:45-17:15) 司会:滝浦真人
Prof. Jonathan Culpeper (Lancaster University)
A Pragmatic Approach to Context: Activity Types
「文脈への語用論的アプローチ: アクティビティ・タイプについて」
質疑応答
終わりの言葉