日本語用論学会

2017/12/9 メタファー研究会「安芸の陣」

12月9日(土)、メタファー研究会「安芸の陣」を下記要領にて開催します。
今回は、科学研究費による研究課題「会話におけるメタファー使用の動的・協働構築的プロセスに関する研究」(研究代表者:杉本 巧)の研究報告会と併せて開催します。
研究会では、「オノマトペ、共感覚とメタファー: 3つの認知的現象をめぐって」と題して、日本語に頻出するオノマトペが、共感覚やメタファーとどのような関係にあるのか、三者およびその関連をシンポジウム形式で議論します。
 10:00-10:30              口頭発表
関連性理論における日中公共広告表現の分析―メタファーによる広告の説得力―
黄 琬詒(同志社大学[院])要旨はこちら
 10:35-11:05  口頭発表
 オノマトペの音象徴性を利用した指導法の提案-感情を表すオノマトペを中心に-
飯泉 李子(横浜国立大学[院])要旨はこちら
 11:10-11:40  口頭発表
 中国語を母語とする日本語学習者のオノマトペの習得状況
ー中国の大学における高学年学習者を対象にー
金 香花(東京外国語大学[院])要旨はこちら
 13:00-14:30  報告
科学研究費研究課題 成果報告会
会話におけるメタファー使用の動的・協働構築的プロセスに関する研究
 
語りの受け手の理解を示すメタファー-会話分析によるメタファー研究の一事例-
杉本 巧(広島国際大学)
みんなのメタファー分析
―創造的メタファーを既知の概念メタファーへ関連づける方法に関する試論―
鍋島 弘治朗(関西大学)
「こう」と共起する表現について:イディオム的・借り物的表現を中心に
串田秀也(大阪教育大学)・林  誠 (名古屋大学) 
 14:35-15:05  招待発表
認知文法とメタファー
町田 章(広島大学)要旨はこちら
 15:15-17:35  シンポジウム
「オノマトペ、共感覚とメタファー: 3つの認知的現象をめぐって」
 
「味覚の共感覚表現」の動機づけに関する一考察
武藤 彩加(広島市立大学)
 
オノマトペの共感覚性と多感覚性 
秋田 喜美(名古屋大学)
 
共感覚メタファーとオノマトペの理解を支える情緒・感覚的意味 
楠見 孝(京都大学)
 18:00-20:00  懇親会 安さん 幟町支店」にて(研究会会場より徒歩3分、JR広島駅まで徒歩15分)
参加費:一般4000円、学生3000円(いずれも予定)
※当日夜、平和大通りにて「ひろしまドリミネーション2017」が開催されます(研究会会場、懇親会会場よりバスで10~15分)。
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